「50歳になったら大人の休日クラブに入るべ!」
と、友人が言っていたのが今年の春のこと。
「東京まで1万5千円でJRが乗り放題なんだよー」と聞き、そんなにおいしい話には何かワケがあるにちがいない!と、勘繰る疑り深い私ですが、実は気になってしょうがない。
大人の休日クラブが、果たして自分にとって得なのか調べてみました。
あ・・・。
私、まだ誕生日前なので、大人の休日クラブには入れないんですけどね・・・。
【大人の休日倶楽部とは】
JR東日本が提供する旅行サービスのこと。
JR東日本エリア版と、JR東日本+JR北海道エリア版の2種類がありますが、自分が関係するJR東日本版について調べました。
さらに、年齢によって会員になれる「ミドル」と「ジパング」の2つがあります。
ミドルは、男性50歳~64歳まで、女性は50歳~59歳まで。
ジパングは、男性満65歳以上、女性60歳以上。
こちらも、ミドルに限って調べました。
すみません、自分の備忘録です。
⇒大人の休日倶楽部
【秋田・東京間を新幹線で往復する場合の疑問】
■本当に1万5千円で乗り放題なの?
「大人の休日倶楽部パス」を1万5千円で、JR東日本の主な駅の指定席券売機・びゅうプラザ・みどりの窓口で買うことになります。
このパスで、JR東日本全線(新幹線含む)と、第三セクター(青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線など他、特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席が乗り放題。
しかし、4日間という制限はあります。
しかも、パスが利用できるのは、JR東日本が設定する年に3回の期間のみ。
例年だと、6月下旬、11月上旬、1月下旬の約2週間が設定されています。
いわゆるJRにとっては、閑散期となるんでしょうね。
■指定席は利用できるの?
大人の休日倶楽部のパスでは、指定席も利用できます。
ただし、6回まで。
年に3回のフリーパスを毎回購入して、往復で指定席を利用すれば6回・・・ってことなんでしょうかね。
■えきねっとからも利用できるの?
できます。
えきねっとで、指定席特急券のみを申し込んで、乗車券は申し込まないようにします。
後日、指定席券売機またはJRの窓口にフリーパスと事前に登録しているクレジットカードを持参して、発券してもらいます。
フリーパスの利用で、えきねっとからの請求はありません。
■年会費はかかるの?
年会費2,575円(初年度無料)。
内訳は、年会費2,060円+カード年会費515円となっています。
カード年会費ってなんだ?と思った方。
そうです、大人の休日倶楽部に入るには、Suica付の「大人の休日倶楽部ミドルカード」(クレジットカード)を作ることが条件なのですよ。
Suica持ってるからいらないんだけどなー・・・とか
クレジットカード、これ以上作りたくないよ・・・とか
私のようにブツブツ思ったところで、しかたありません。
こういう年会費によって、お得なフリーパスが成り立っているのですから。
【ミドル会員になるか否か】
まず第一に、年会費のかかるクレジットカードは持ちたくない・・・というのが、一番のネック。
しかも、1万5千円のフリーパスを使える期間が指定されているというのも、ひっかかります。
しかし・・・、です。
大人の休日倶楽部は、1万5千円のフリーパスの他にも、いろいろな特典があります。
1.JR東日本の切符が必ず5%OFF
乗車券が片道・往復・連続で201キロ以上ご利用・・・という条件はありますが、秋田↔東京間ならなんなくクリアです。
ただ、東京までJR新幹線で行く場合は、えきねっとのお先に得だ値を利用して最大35%OFFという場合もあるので、休日倶楽部の5%OFFはちょっと魅力に欠けるかなぁ・・・。
緊急の用事で東京へ行かなければならないような場合は、5%OFFでご飯代くらいは得しますけど。
2.びゅう国内旅行商品5%OFF
JR+宿泊がパックとなったびゅうの旅行商品を利用するなら、お得ですよね。
ただでさえパック商品は安くてお得度が高いのに、さらに5%OFFになるのは魅力的。
しかも、同行者も同じく5%OFFなのですから。
3.旅行傷害保険付帯
きっぷや国内旅行商品を「大人の休日倶楽部カード」で購入すると、改札を入ってから出るまでが補償されます。
JRに乗っている時だけではなく、駅の改札内も補償とはすごいですね。
まぁ、そうそう何か事故にまきこまれるようなことがあっては困りますけど。
4.その他
会員限定旅行や講座やイベントや、会報誌の発行などなど。
いろいろやってます。
詳細は、こちら。(丸投げ)
結局、大人の休日倶楽部を隅から隅までぞんぶんに利用するという方は、定年退職された方で時間もお金も余裕のある方なのかな・・・。
JR東日本が指定する期間に、フリーパスを使って旅行でき、かつ、びゅう旅行パックも利用して楽しんで、会員限定の旅行にもお得に参加して・・・。
子どもがいたら、子どもの予定に合わせるので、「そうだ!旅に出よう」なんて思いついての旅行はできませんよねぇ。
しかし・・・。
もし、3番目の娘が高校を卒業して家を出たなら・・・。
大人の休日倶楽部のフリーパスを利用して、劇団四季を観にいくのもありなんじゃないだろうか。
交通費1万5千円+四季のチケット8,800円+宿泊代+飲食代=4万円かからない。
4万円もあれば十分楽しめるのですよね。
これはもう、年会費を払ってもフリーパスを1回でも利用できればいいのでは・・・?
いや、どうせ会員になったなら、フリーパスを3回とも利用しない手はないのでは・・・?
こういう思考が、JR東日本の策略にはまっているんでしょうけどね。
大人の休日倶楽部は、娘が高校卒業してから考えてもいいのかなぁ・・・という結論に至りました。
もし、大人の休日倶楽部を利用されている方がおりましたら、お得な情報お待ちしております。