山形県鶴岡市にある加茂水族館。
ここは、クラゲに特化した水族館で、クラゲ50種類以上の展示数は、世界ギネスにも認定されるほど。
クラゲの水槽を見つめていると、1秒たりとも同じ形をしていないクラゲの不思議な動きに、まるで宇宙の中にでもいるような感覚にすらなります。
クラゲの水族館がリニューアルオープンしたので、今回2回目の再訪です。
【加茂水族館リニューアル】
夏休み中なので、混雑しているのは想定内でしたが、やはりすごい人!
だって、駐車場に誘導されるがまま停めた場所は、水族館からはるか300M以上は離れているような場所。
わかります?
海浜公園のはるか遠くに見えるのが、水族館。
2年前に訪れたときは、水族館入口の真ん前に車を停めたというのに、なんなんでしょう。この激混み。
一時は、閉館寸前までに追い詰められた加茂水族館が、クラゲに特化した水族館となったことにより、年々入館者数は増え続け、いつしかクラゲの展示数も世界一になったというのだから、すごいことです。
様々なメディアにも紹介され、評判が評判を呼び、ついには昨年リニューアルオープンしてしまったのですよね。
こちらが、以前の古びた水族館。
それでもクラゲの圧倒的な展示数には、感動しました。
⇒世界一の癒しスポットが今月で閉館します
そして昨年リニューアルした水族館。
建物がモダンになっています。
そして人の混雑もすごい・・・。
旧水族館があった場所は、シャトルバスのバス停があったり、かき氷や食べ物の路上販売所があったりと、そりゃあもう大賑わいで・・・。
崖っぷちだった水族館が、ここまでお見事に復活成長したのですから、喜ばしいことなんですが。
【宇宙の疑似体験】
旧加茂水族館で、そのクラゲの神秘的な姿にすっかり魅せられてしまった私は、リニューアルオープンしたら必ずまた来ようと思っていました。
宇宙生物のようにも見えるクラゲたちです。
よく見かけるミズクラゲ。
たいていどこの水族館でも見ることができます。
タコクラゲ。
傘に水玉模様があるのが特徴。
かわいくておしゃれ。
ヤナギクラゲ。
言われてみれば、触手が柳の葉のよう・・・か?
カラージェリーフィッシュ。
フィッシュという名前ですが、ビゼンクラゲなどと同じ仲間のクラゲなんだとか。
名前・・・わかりません。
コティロリーザ・ツベルクラータ・・・かな?
以下、名前省略。
とにかく神秘的なクラゲばかりです。
そして一通りクラゲを見終わった最後には、クラゲタリウムと呼ばれる大水槽。
巨大水槽の中を、たくさんのクラゲがユラユラ漂っているだけなんですけどねー。
これが黙ってみているだけで、癒されるんですよ。
宇宙の中に彷徨うと、こんな感じかなぁ・・・と錯覚します。
クラゲの動き、一日中見ていたいなぁ・・・。
日常のいろんなことをすべて忘れて、心を無にできる空間は、本当の癒しになるんだなぁ・・・と思いました。
【残念だったこと】
館内は、ほどよくクーラーが効いており、ユラユラ浮いているクラゲをただただ見つめるだけの水族館は、夏におすすめスポットです。
だが、しかし!
激混みすぎ!!
リニューアルオープンしてから1年2か月で、入館者数100万人を超えたというのですから、その混雑ぶりは喜ばしいことなんでしょうけど、さらには夏休み中ということもあり、館内ごった返し。
とてもじゃないけど、ゆっくりボーっとクラゲを見るという状態じゃなかったです。
館内には、警備員さんがマイク片手に
「立ち止まらないでください~。立ち止まっての写真撮影はご遠慮ください~」
と、何度も言っており(それでもみんな写真を撮ってたけど)
クラゲをじっくり見たくても、後ろからどんどんくるお客さんたちのプレッシャーに追いやられて、気が気じゃない。
クラゲはきれいで神秘的だったけど、はっきりいって今回は癒しにはならなかったなぁ・・・。
旧水族館の、むき出しのコンクリートの壁に備え付けられていた古びた水槽のほうが、はるかに癒しになったなぁ・・・。
アシカくんが、「オウ!オウ!」と叫んでがんばっていたので、ま、いっかー。
リニューアルした加茂水族館は、2時間あれば見て回ることができます。
ほんとは、3時間でも4時間でもいたかったんだけどな・・・。
ちなみに、前回来たときに食べたクラゲラーメン。
↓
クラゲを見ればみるほど、その神秘的な姿に惚れ惚れしてしまい、さすがに今回はクラゲを食すということはできませんでした。
水族館のレストランももちろん大混雑で、みんなおいしそうにラーメン食べていましたけどね・・・。
入館料は、旧水族館のときが大人一人800円だったのが、リニューアルしてからは大人一人1,000円。
今度は、少しすいたころに、また来たいなぁ・・・。