ふだん仲良く家族ぐるみでおつきあいしている友人の親御さんが亡くなりました。
いつものメンバーで飲み会をするグループは6家族おり、昨年から今年にかけて3家族の方の親御さんが亡くなっています。
親が亡くなる歳になったんだ・・・と、つくづく感じます。
そんな私たちのグループの間で、なんとなくできあがった香典マナーについて。
哀しいことですが、今後もこういったことは必ずありますので、自分のための備忘録でもあります。
【家族ぐるみのおつきあい】
私たちの場合は、もともとは子ども同士が友人であり、小学校時代から今も変わらず交流が続いているというもの。
結果的に、気の合う家族が6家族残ったという感じです。
友人の親御さんとの交流はほとんどありません。
そんな私たちの間で、親御さんが亡くなるといことが3件続きましたので、お互い声をかけあって香典を包むようになりました。
【私たちの香典マナー】
●香典金額は一家族3,000円
●連名にしてひとつの香典袋に入れる(5家族分なので15,000円)
●訃報の知らせを受けたら、誰かがとりまとめ友人に香典を渡す
昨年、友人Aさんのお父さんが亡くなったさい、初めて私がとりまとめて香典を渡したのですが、お恥ずかしながら知らないことがたくさんありました。
1.香典袋の表書き
「御霊前」
お店に売っている香典袋は、「御霊前」「御仏前」「御花料」などいろいろあります。
宗教によってちがいはあるようですが、「御霊前」であればどの宗派でも問題ないようです。
「名前」
「○○会 有志一同」 としています。
連名にするのは多くても3名まで・・・とのこと。
別紙に私たち全員(家族ぐるみのつきあいなので苗字のみ)の名前を記入し、中袋に入れます。
「薄墨で」
名前は薄墨で記入。
とはいえ、最近ではあまりこだわらないようです。
中袋に記入する金額も、漢数字で書くと聞いていましたが、これもさほど関係ないようです。
「壱萬五千円」でも「15,000円」でもいいのだとか。
要するに、香典返しをする側からすれば袋から現金を出してチェックした段階で、袋はゴミとなるのですから、濃い墨だろうと薄い墨だろうといちいち気にかけていない・・・というのが昨今。
相手にわかるよう、名前と金額をきちんと書いていることが、相手への気配りともなります。
とはいえ、どんな人がどこでチェックしているかわからないので、私は薄墨で名前を書いておりますが・・・。
そして、連名の最後には「香典のお返し等はご無用に願います」という言葉も添えています。
とか書いても、お返しはくるのですけどね・・・。
⇒早わかり葬儀参列
2.香典袋を渡すタイミング
ご両親のお宅が近くであれば、お葬式が済んで近所の方の弔問客もひと段落したころに、直接お宅へ伺います。
実家が遠方であれば、訃報の知らせを聞いたら早急に友人宅へ直接香典を届けます。
3.服装
後日お宅へ訪問するさいは、地味な平服とします。
喪服は必要なし。
葬儀も終わりひと段落しているところへ、真っ黒な喪服を着ていくことは、逆に悲しみを思い出させるので適切ではないそうです。
私は白のブラウスに黒っぽいカーディガン、黒のスカートにしています。
黒やグレーのパンツスタイルの服装は、実は一着も持っていません。
今後、あればいいなぁと思ったので、自分の買い物リストに入れておきます。
【わかったこと】
仏事のあれこれって、これまではそうそう経験してきたわけではないので、マナーやしきたりがよくわかっていないというのが実情。
そして、私だけではなく、友人たちもみんな同じようにわからないのだということが、よくわかりました。
40代、50代でお葬式のベテランになるというのも悲しいことですが、今後はこういったことが増えていくのも事実です。
私の両親も、夫の両親も健在ですが、いずれそういうときがくるのですよね。
心構えをしている・・・っていうのも変な話ですが、今できることは、必要最小限の服装をそろえておくことと、常識的なマナーを知っておく・・・ということかな。
・・・というのも、先日友人の親御さんのお宅へ訪問しようとした際、3年ぶりに黒のパンプスを出してみたら、なんと!なんと!靴の皮が一部はがれていて、崩壊しておりました。
(あわてて実家の母の靴を借りたのだ)
この靴、長男が小学校卒業式の時に買ったもので、3歳ちがいのわが子たちが卒業式のたびに、3年おきに取り出してはいていたもの。
うーむ。
靴も9年たつと崩壊するのだ・・・ということが、よくわかった情けない事実。
黒のパンプスも買わないといけません。
ふだんパンプスなんて履くことがないので、履き心地にこだわったものが欲しい。